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様々な濃度

モル濃度

pHとはのページに戻る。高校化学で扱う濃度の中で最も大事な濃度はこのモル濃度です。様々な場面でこのモル濃度を目にすると思います。そしてモルのイメージ、さらにはこのモル濃度のイメージが曖昧なために、一体何が大事かわからず問題の答えを見て暗記する…という事態に陥りかねないくらいとても大事な濃度です。ここでしっかりとイメージをつけておきましょう。



モル濃度とは

まずはモル濃度に使う、水溶液中の各値について図33に示します。

図 33: 水溶液中の各値の表し方
図

使っているパラメータは溶液溶質で、これは質量パーセント濃度変わりありませんね。でも溶液溶質単位が違います。ということはこれらが意味している内容も異なってきます。では、モル濃度を式で表してみましょう。

モル濃度$\displaystyle =\frac{\mbox{溶質の物質量[mol]}}{\mbox{溶液の体積[\ $l$\ ]}}\quad [\mbox{mol}/l]$ (31)

となります。大事なことは

の2つです。質量パーセント濃度と同様に、一番大事なのはこの式のイメージです。式(31)が言ってるのは わからない人は、「分数のイメージ」が曖昧な可能性ありです。溶液1$ l$ 中に溶質が何個入っているか」です。酸塩基でpHを求めるのに使われているのもこのモル濃度ですね。しっかりとイメージを覚えてください。

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