なぜ、pHという概念があるのでしょう?実は水の性質に依るものだったのです。水は25℃では
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という値を保ちます。実はこの等式は希薄溶液でしか成立しません。 その範囲の上限はどちらかの濃度が1.0[mol/ ]に達するまでです。つまり、 や のどちらかが1.0[mol/ ]を超えると式(3)は成り立たなくなってしまうわけですね。 だから、pHの値は0 14までしかありません。実際はpHは水素イオンの濃度ではなく水素イオンの活量によるものなのです。 ですから、実際はpHが0を下回ったり、14を上回ったりしますが、受験化学において、その領域は問題になりません。
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