圧力の説明は軽めにしますね。
圧力と力は別物です。
力の単位[N]はニュートンといい、圧力の単位[Pa]はパスカルといいます。覚えなくていいですよ。図16に示しましたように、力[N]が働く領域が断面積S[m]だとします。そうすると、圧力[Pa]は
と表されます。つまり圧力は式(1)のように表され、断面積あたりの力、すなわち1[m2]あたりどれくらいの力がかかっているかを表しています。力の密度のようなものですね。同じ力を加えても、その力がかかる面積が小さいと、とても大きな圧力になるというわけです。
図17:広い面へ | 図18:狭い面へ |
図17と図18にはともに同じ力を加えます。広い面へ力を加えた図17よりも狭い面へ力を加えた図18の方が面積が小さい分、式(1)より圧力が大きくなります。指圧を考えると簡単にイメージができますね。
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